先日の記事で色についてのお話をしました。
(参考:【色についてのお話】RGBカラーとCMYKカラーについて)
本日は、印刷向けのカラーモードであるCMYKの「黒インク」についてまとめてみました!
表題にある通り、黒インクには3種類あるんですよね。それぞれメリット・デメリットがあるので場面によって使い分けましょうっていうお話です。
・・・
ところで、CMYKのKってなんだと思います?
シアン、マゼンタ、イエロー、クロのKなのでは…?はたまた、ブラックのK…?と思う方がいるかもしれませんが、key plateのKらしいです。(key plate・・・輪郭などの表現で用いられた印刷版のこと)
余談はさておき、さっそく3つの「黒インク」について説明していきますよ!
黒の種類その1. スミベタ
インクの比率:K100%
CMYKのうちK(ブラック)だけを使った黒です。
オーバープリントとは、K100%で塗りつぶしをすると、その下にある色が透けてしまう現象です。これは、Kを99%にするまたはK100%にCMYのどれか1%を足すことで防げるようです。
黒の種類その2. リッチブラック
インクの比率:C40~60% M40% Y40% K100%
CMYK全ての色を使った深みのある黒です。
黒の種類その3. 4色ベタ
インクの比率:C100% M100% Y100% K100%
CMYK全ての色を100%使った、最も濃い黒です。
4色ベタの使用はトラブルが多くハイリスクなため、印刷会社では推奨されていないみたいです。
まとめ
本日は、3つの「黒インク」について簡単にまとめてみました。
印刷物の仕上がりにこだわりたい方は、文字にはスミベタ、塗りつぶしにはリッチブラックなどの使い分けをしてみてくださいませ。
ではでは〜。
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