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「鬼滅の刃」で注目されつつある和柄とそれらに込められた意味

雑記

こんにちは。

年の瀬が迫り、そろそろ年賀状の準備を始める方もいるのではないでしょうか。

最近、業務で年賀状作成をしている中で「和柄」を扱う機会が増えてきました。今まで単に「柄」という認識でしかなかったのですが、調べてみるとそれぞれに意味があって興味深いなあ、と思ったんです。

今年は特に「鬼滅の刃」が社会現象になり、キャラクター達の衣類に使用されている「和柄」にも注目が集まり、キャラクターを象徴する和柄グッズが沢山販売されていますね。

そこで、本日は「鬼滅の刃」に出てくる和柄をいくつかピックアップして紹介していきたいと思います!

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まずは和柄について

和柄は日本で古くから、着物や仏具などに使用されてきました。

幾何学模様だったり、花や生き物の模様だったりと種類は様々で、その中でも縁起の良い柄のことを「吉祥文様(きっしょうもんよう)」と呼ぶそうです。

どれも聞き慣れない名前ばかりですが、誰もが一度は見たことあると思います。

1. 市松模様(いちまつもよう)

1つ目は、和洋問わず使われているド定番の市松模様です。

江戸時代に「佐野川市松」という歌舞伎役者が、この模様の袴を着て大流行した事をきっかけに「市松模様」と呼ばれるようになったそうです。

主人公、竈門炭治郎の羽織の柄として使われている事から、今年は特に見かける機会が多かったような気がします。この柄の鬼滅グッズ、本当に沢山見ました…。定番の柄でありながら、この柄だけでキャラクターとしての意味付けができるってつくづくすごい事だと思います。

2. 麻の葉(あさのは)

こちらは、主人公の妹である禰豆子の着物の柄でおなじみの麻の葉模様です。

麻の葉模様を構成している三角形には魔除けの意味があります。また、丈夫で成長の早い麻の葉のように健やかな子どもの成長を願い、赤ちゃんの産着や子どもの着物の柄に使用されたそうです。

3. 毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)

こちらは、鬼殺隊の柱の一人である冨岡義勇の羽織の柄に使用されている毘沙門亀甲模様です。

「毘沙門天」とは、七福神や四天王として知られている神様のひとりで商売繁盛・金運財運のご利益があるとされ、今も信仰され続けています。その毘沙門天様の甲冑の模様として多く使用されていたことから、この名前が付けられたそうな。

長寿を意味する亀の甲羅を模った亀甲模様で構成されていますが、調べてみると「必勝」「家内安全」などの意味もあるみたいです。なんてオールマイティなんでしょう。

さいごに

今回は「鬼滅の刃」にフォーカスを当てて、和柄についてまとめてみました。

調べている中で、もしかしたら作者の吾峠さんはしっかり調べた上で柄を決められたのかも?と思いました。和柄それぞれに込められた意味と、キャラクターの人物像を照らし合わせてみると面白いかもしれません。

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